なぜスマホを触ると余計なことをしてしまうのか

なぜスマホを触ると余計なことをしてしまうのか 人生論

スマホに支配される現代人

おはようございます☀
お父ちゃんです!

「仕事の調べ物をしてたはずなのに、Yahooニュースを見ていた…」
「寝る前に5分だけ動画を見ようと思ったら、気づけば2時間経ってた…」

こんな事ありませんか?

本来やりたかったことがあったのに、
気づけばスマホで「余計なこと」をしてしまっている。

今日は、この悩みについて一緒に考えていきたいと思います。

最初に結論を言っちゃいますね。

あなたがスマホをやめられないのは、
あなたの意志が弱いからではありません。

相手が、強すぎるんです。

▼ 脳は「カロリーの低い方」に流れる

ちなみに、私はそのようなことはほぼありません。
余計なアプリは入れていないし、
基本的に作業はPCでするので💻️

だけど、ついつい触ってしまう気持ちも
わからんでもありません。

そもそも、なんで私たちはこんなにも
スイスイとスマホを触ってしまうのか?

それは、スマホが「カロリーゼロ」だからです。
(食べる方のカロリーではありません⚠️)

脳みそって、基本的には怠け者です。
できるだけエネルギーを使いたくない、
楽をしたいと考えています。

例えば、本屋さんで本を探すのって…📖

そのジャンルの本棚に行って、
どんな本があるのか探して、
それを手に取って立ち読みして
買うかどうか悩んで…

と、結構カロリーを使います。

だけど、スマホは体も脳も動かさなくても
(カロリーを消費せずに)
どんどんと次のコンテンツにいけます。

指を数ミリ〜1センチ動かしたら
次から次へと新しい情報に飛べます。

これは脳にとって、
ものすごく「コスパが良い」状態なんです。

専門的な言葉でいうと、
これは「ファスト思考(システム1)」と呼ばれています。

深く考えずに、直感だけで動けるモードのことです。

スマホのアプリは、
私たちが「うーん」と頭を使って考える(システム2)隙を与えず、
ファスト思考のまま(考えさせずに)、
ズルズルと引きずり込まれるように作られているんです。

▼ 世界の天才たちが仕掛けた「脳ハック」

🙋🏻「なるほど!じゃあわかってれば止められるでしょ?」

そう思うかもしれません。
でも、これが本当に難しい。

なぜなら、スマホの向こう側には、
世界中の天才エンジニアや心理学者たちがいて、
私たちの脳をハックしようと日々開発をしているからです👨‍💻

彼らは、どうすれば人が
・自社サービスを沢山使ってくれるか?
・アプリに依存するか
を徹底的に研究しています。

ここで、一つ面白い(というか怖い)話を紹介します。

イスラエルの作家、ニーア・イヤルさんが提唱した
「フック・モデル」という考え方があります。

これをものすごくざっくりいうと、
人を依存させるための「4つのステップ」のことです。

1.トリガー(きっかけ):通知が来る🔔
  
2.アクション(行動):アプリを開く

3.リワード(報酬):面白い投稿が見つかる

4.インベストメント(投資):「いいね」やコメントする

この中で、一番ヤバいのが3番目の「リワード(報酬)」です。
ここには「変動報酬」という仕掛けが使われています。

これは、「いつ面白いものが出るかわからない」という状態のことです。
いわゆるガチャです。

「次こそは当たるかな?」「次はどうだ?」

この「当たりハズレ」のドキドキが、
脳内でドーパミンをドバドバ出させます。

👨「よし、次ラストにしよう」

🧠「待って!次の1回は大当たりかもしれないよ?」

👨「…じゃあ、あと1回だけ…🫣」

こうやって、私たちはドーパミン(アプリの、ガチャ)の
奴隷になってしまうわけです。

脳

一方で、読書や運動をした時に出るのはセロトニンという物質です。

これは「じんわりとした幸福感」や「満足感」をくれます。

でも、ドーパミンの「即効性のある刺激」の方が、
脳にとっては魅力的に見えちゃうんです…。

楽をして得られますからね!

▼ 意志で戦うな

相手は、脳の仕組みを知り尽くした
プロフェッショナル集団です。

そんな相手に、意志の力だけで挑むなんて、
ハッキリ言って無理ゲーです🙅

勝てるわけがありません。

じゃあ、どうすればいいのか?

答えはシンプルです。

意志ではなく、
「環境」を変える

例えば、集中したい時はキーボードを使うとか‼️
それだと、スワイプしないから、作業に集中できます。

他にも、
「アプリを消す」
「ブラウザで閲覧して、一々ログアウトする」

めんどくさいですよね?

これが狙いです。

脳は楽をしたいので、「面倒くさい」と感じた瞬間に、
🧠「後にしよう」
と諦めてくれます。

ちなみに私は、
☑️ ゲームをしない
☑️ SNSはブラウザ
☑️ アプリ削除
☑️ 通知オフ
などをしています。

「見ないように頑張る」のではなく、
見るまでのハードルを上げるなどで
「見ることが難しい状態」
「見るの面倒クセェと思う状態」
を作るんです。

▼ スマホはツール

スマホは、私たちの生活を便利にしてくれる素晴らしい道具です。
ハード自体は悪くありません。

あくまでツールです!

悪いのは、私たちの時間を奪おうとする
「ソフト(アプリ)」の設計です。

そういえば、先日息子とサッカー教室のフェスに行った時に
お手伝いしてくれていた若い方たちが、
終わった瞬間にみんなスマホを触っていたんですね📱

それを見た息子が
👦「みんなスマホ触ってるな。サッカーしに来てるんじゃないの?
  サッカーよりスマホなん?」
と、ごもっともなことを仰っていました🤣

確かに、ドーパミンの刺激は気持ちいいかもしれません。
だけど、ドーパミンの奴隷になるではなく、
セロトニンの穏やかな幸せを大切にしていきたいですね。
(家族との時間や、趣味の時間)

ちなみに、私は最近本を読みまくっているので、
セロトニンの奴隷になっております🤣

▼というわけで

不要なアプリを削除しましょう!
通知をオフにしましょう!
スマホを置いて出かけましょう!

最初は禁断症状があるかもしれませんが、
その先には本当の気持ちよさがあるかも知れません‼️

時間は有限です。
それをスマホを見ていていいでしょうか?
是非一度、スマホのスクリーンタイムをご確認ください📱
スクリーンタイム、通知の数などなど

スマホばかり見ていると、
大事な大事な何かを見落とすかもしれません。

今日もありがとうございました🙇‍♂
また明日!
お父ちゃんでした👋

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