おはようございます☀
お父ちゃんです!
オリンピックや世界大会、国内選手権などで優勝した人が
金メダルを噛む姿、見たことありませんか?

私が印象に残っているのは、Qちゃんこと高橋尚子選手。
あと、名古屋市の河村たかし元市長😅
金メダルを噛む行為。
実は単なる「パフォーマンスじゃない」ってご存知でしたか?
古代から続く「本物の証明」の知恵が、
あの行為には詰まっているんです🫵
今日はその深い歴史について、お話ししていきます!
たまには、今日職場や飲み屋で話せる話も…
▼金メダルをなぜ噛むのか?
金メダルを噛む行為の核心は、
金という”金属の特性”にあります。
金は非常に柔らかい金属なんです。
宝飾品として美しく加工できるのも、この柔らかさがあるから。
そして、この柔らかさのおかげで、
本物の金であれば『噛むと歯形が残る』んですよ。
簡単に言えば、金は歯よりも柔らかいんです🦷
つまり、本物の金なら噛んだ時に歯形が残るし、
逆に言えば、噛んで歯形が残らなければ、
それは金ではないか、あるいは金の含有量が少ない合金だということ。
この単純明快な判別方法が、何千年も前から使われてきました。
なので、金を確かめるには、噛んでみましょう!
▼ローマ帝国の末期に見る、切実な真贋判定
なぜ金を噛む必要があるのか?
この「噛んで確かめる」行為が特に重要だったのが、
ローマ帝国の末期。
国の財政が悪化すると、政府は何をしたか?
コインに含まれる金の量を減らして、
鉄や銅を混ぜ始めました。
見た目は同じコインでも、中身は全然違う。
本物の金と、加工された金。
庶民や商人からすれば、たまったもんではありません。
だからこそ、商人たちは
👨💼「ちょっと待て、これ本物か?」
と、コインを受け取る際に噛んで確かたそうです。

歯形がしっかり残れば「本物だ」
残らなければ「偽物だ」と突き返せる。
今でいうなら、お札を透かして見るような感じでしょうか🤔
▼良貨と悪貨の見分け方
経済学に「悪貨は良貨を駆逐する」という有名な法則があります。
これは
「悪いものほど世の中に広がり、良いものは消えてしまう」
「悪い人がのさばると善良な人が圧迫される」
ということなのですが
その語源となっているのは、まさにこの時代の話なんです。
人々は当然、良貨を手元に残し、
悪貨だけを市場で使おうとします。
その結果として市場には悪貨ばかりが流通し、
良貨は姿を消していく。
この悪循環を防ぐためにも、
コインの真贋を見極める技術は不可欠でした。
つまり、「噛む」という行為は、ただのパフォーマンスではなく、
経済を、生活を守るために必須だったのです。
▼というわけで
とはいえ、現代の金メダルは、純金ではありません🏅
金メッキが施された銀製で、
だから本当に噛んだら歯を痛めます🦷
金メダルを噛む行為には、こんなに深い歴史があったんです。
単なるカメラ映えのポーズではなく、
古代から続く「本物の証明」の儀式。
次にオリンピックで選手がメダルを噛む姿を見たら、
ちょっと違った気持ちで見られるかもしれませんね😊
たまにはこういう話もいいですね🎶
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋


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