頂き女子りりちゃんが求めていたもの

頂き女子りりちゃんが求めていたもの 人生論

おはようございます☀ 
お父ちゃんです!

先日、「頂き女子りりちゃん」に迫ったノンフィクション作品「渇愛」を読みました。

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複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った事件。
一見すると単なる詐欺の話ですが、読み進めていくうちに、もっと深いことを考えさせられました。

頂き女子りりちゃんが、
巨額の詐欺をしてまで、ホストに求めていたものとは?

▼人は誰かの役に立ちたい、居場所がほしい 

人間の根本的な欲求として、
誰かの役に立ちたいし、
自分の居場所がほしいと思うものです。

その最たるものが家族や家庭ではないでしょうか?
そして友人関係や職場。

これらが充実していれば、人は安定した日々を送ることができます。
でも、これらの居場所を持てない人はどうなるのか?

実はここに大きな落とし穴があるんです。

▼「即席の居場所」の危険性 

ホストクラブやキャバクラって、実は簡単に居場所を作れてしまう場所なんですよね。

本来なら時間をかけた信頼関係の構築から始まるはずなのに、そういったお店では違います。

☑️ すぐに褒めてくれる
☑️ 肯定してくれる
☑️ 居場所が直ぐにできてしまう

だから、居場所がない人はハマってしまうのかなと…🤔
おじさんがキャバクラにハマるのも
・家庭に居場所がない
・家族以外の人間関係が仕事のみ
・職場では板挟み
(悲しすぎ😅)

お金で擬似的な信頼関係を買っているようなものですが、
その瞬間は確かに「自分を必要としてくれる場所」があるような錯覚に陥ります。

これって、現代社会の構造的な問題かもしれませんね。

▼卵も居場所も、一つの籠に盛ってはいけない

この事件から学んだのは、
居場所やコミュニティは複数持っておくべきだということです。

薄くてもいいから、幅広く持っておく。

投資の世界でよく言われる「卵を一つの籠に盛るな」という格言がありますよね?🥚
これって居場所にも当てはまると思うんです。

一つの居場所に依存しすぎると、それを失ったときのダメージが大きすぎます。

推し活だって同じです。
一人や一つのグループに熱中しすぎると、それは永遠ではないから、何かしらの理由でそれがなくなった時、大きなダメージとなります。

☑️ 推しが引退する 
☑️ 活動休止になる  
☑️ スキャンダルで幻滅する

それまでその一点に集中していた感情や時間の行き場がなくなって、大きな空虚感に襲われる。
「推しロス」という言葉があるのも、まさにその現象ですよね。

▼身近で見た「居場所不足」の現実 

ちょっとここで私自身が体験した話を。

最近、公園でこんな光景を見ました。

息子の同級生がパパと姉と一緒に来ているんですが、パパはずっとスマホを見ているんです📱
たまにじゃない!”ずっと”なんです!!!

わかるよ!子どもと公園に来てもつまんないのは本当にわかる!
私だって、イヤホンを耳に突っ込んでいることもあるし、
つまんなすぎるから、ネットワークを作って誘ったりするし…
(お父ちゃん心の声🤫)

話は戻って…
その子は距離感がちょっとおかしいんです。

先日、妻と子供がお友達と公園に行った時も、
お友達のママが我が子に注意している場面で、
その子はその注意しているところのすぐ横にいて
👦「あんまり怒ったらアカンよ」
なんて言っていたらしいんです。

しかも、
👩「今はお話したいから、ちょっと二人にさせて」
と言っているのにもかかわらず…

その子の特性もあるかもしれませんが…
恐らくその子も居場所を求めているんだと思います。

この場合は居場所というより、構ってほしいのかもしれません。
パパが公園でも、ずっとスマホを触っているということは、家庭でもなのかなと。
家庭で十分な関心を向けられていないから、他の人に構ってもらおうとしている。

「居場所不足」なのかなと🤔

▼「深いつながり」も忘れちゃダメ

とはいえ、薄く広い居場所だけでは十分ではありません。

やはり「深いつながり」も必要です。
それが家族や親友と呼べる少数の関係なんだと思います。

薄い関係は
「今日も社会とつながっている」
「自分にも居場所がある」
という安心感を与えてくれます。

一方で、深い関係は人生の重要な局面で本当に支えになってくれる。

☑️ 悩みを打ち明けられる
☑️ ありのままの自分を受け入れてもらえる 
☑️ 本当の意味で理解してもらえる

「頂き女子りりちゃん」の事件でも、もし彼女に本当に深いつながりを持てる家族や友人がいたら、あそこまで極端な方向に行かなかったかもしれません。

小さい頃の頂き女子りりちゃんは、
・家族との会話や食事の記憶がほとんどない
・壮絶ないじめ
・父親からのDV
などがあり、「絶望」と「孤独」を感じていたそうです。

そして、ホストにハマってしまった…

▼私達ができることって何だろう? 

この本を読んで改めて思ったのは、
人間にとって居場所がいかに重要かということです。

そして、それは一つだけでなく、いくつも持っていると安心だということ。

現代社会では、従来の家族や地域コミュニティが弱体化しています。
その代わりに、お金で買える擬似的な居場所や、ネット上の浅いつながりが増えています。

健全であれば、それを使用するのも一つだと思います。
ネットでコミュニティに参加するなんて、私もやっていますからね!

でも、それだけでは人間の根本的な欲求は満たされなくて…
やっぱりオフラインで会える関係や、少なくてもいいから深い関係の人間関係があればよりいいのかなと!

▼というわけで

薄い・深い
どっちが良いとか悪いとかではなく、バランスだと思います。

☑️ 複数のコミュニティに顔を出す 
☑️ 浅くても良いから幅広い人間関係を作る 
☑️ 一方で、本当に信頼できる人との関係も大切にする

頂き女子りりちゃんに迫ったノンフィクション作品「渇愛」
母親や被害者など関係者にも取材をしていて、すごく興味深かったです。

今日もありがとうございました🙇‍♂️
また明日! 
お父ちゃんでした👋

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