おはようございます☀
お父ちゃんです!
今日は、昨日の離婚の話から一転。
ポカリの話🥤
この振れ幅がこのマガジンの良いところ!
(スーパーポジティブ🤣)
「飲む点滴」がコンセプトのポカリスエット。
皆さんも一度は飲んだことがあるのではないだろうか?
この国民的飲料が生まれた背景には、現場での何気ない観察から始まった、興味深い開発秘話があります。
今日はそんな話を…

▼関係者しか見られない姿
ポカリスエット開発のきっかけは、大塚製薬のMR(医薬情報担当者)が医療現場で目撃した、ある医師の姿でした。
手術を終えた医師が、疲労回復や水分補給のために点滴液である生理食塩水やリンゲル液を直接飲んでいたのです。
一見すると、点滴液を飲むという奇妙な光景。
当時、これらの点滴液は脱水症状の治療として静脈投与されるのが一般的でした。
だけど、医療従事者たちは経験的に、点滴液が体に素早く吸収されることを知っており、疲れた体を回復させるために飲用していたのです。
この光景を目撃したMRは、この医師の姿から重要な着想を得ました。
「日常生活でも、体に吸収されやすい水分補給飲料があれば、多くの人の役に立つのではないか」
こうして「飲む点滴液」という革新的なコンセプトが生まれました。
「飲む点滴」って尖ってますよね😅
▼甘くて飲めない❌️
開発チームは人体のイオンバランスを参考に、体液に近い組成の飲料を設計しました。
しかし、試作品を社内で試飲したところ、大きな壁にぶつかりました。
「甘すぎる」「しょっぱい」
安静時に飲むと、その独特の味わいは決して好評とは言えませんでした。
多くの人が首を横に振り、商品化は一度は却下されそうになったのです。
皆さんも経験ないですか?
お世辞にも
「美味しい」
とはいえないですよね💦
私も、もう長いこと飲んでいません🙊
しかし、開発チームはあきらめませんでした。
彼らは重要なことに気づきました💡
「これは飲む環境が違うのではないか」と。
医師が点滴液を飲んでいたのは、長時間の手術という過酷な状況の後。
つまり、
「体が疲労し、水分やミネラルを求めている状態でこそ、この飲料の真価が発揮されるのではないか」
この仮説を検証するため、開発チームはある行動を起こしました。
▼登山での実証実験
手術することはできないから、手術後の医師の状況を再現するために開発チームは実際に登山に出かて、医師が生理食塩水を飲んだときの状況を再現することにしました🌋
険しい山道を登り、汗をかき、体力を消耗した後、頂上でポカリスエットを飲んでみたのです。
すると・・・
「これは美味い!」
疲労した体が求める水分とミネラルを効率的に補給できるこの飲料は、まさに体が欲していた味だったのです。
安静時には感じられなかった美味しさが、運動後の体には完璧にマッチしていました。
こうして、ポカリスエットの商品化が決定されたのです。
▼現場に転がるヒント
この開発秘話が教えてくれるのは、
イノベーションのヒントは日常に転がっているということです。
手術室での医師の行動という、
・何気ない現場の光景を見逃さなかったこと
・商品が本当に必要とされる「使用環境」まで考え抜いたこと
これらの現場感覚があったからこそ、大ヒット商品が生まれました。
机上の理論だけでは決して生まれなかったであろうこの商品。
現場にいなければ分からない気づき、現場での実証実験
ポカリスエットの開発物語は、
・観察することの大切さ
・仮説を実際に検証することの重要性
これらを私たちに教えてくれています。
身近な日常の中に、次の画期的なアイデアが隠れているかもしれません。
大切なのは、現場を注意深く観察する目を持ち続けることなのです。
仕事は、誰かの「不」を解消するものです。
それは、会議室では生まれません。
現場に出て、注意深く観察することが大切です!
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋


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