国会議員の給料は本当に高いのか?

国会議員の給料は本当に高いのか? 経営論

おはようございます☀  
お父ちゃんです!

最近、河井案里氏のエッセイ「天国と地獄」を読みました。

Amazon.co.jp: 天国と地獄 選挙と金、 逮捕と裁判の本当の話 (幻冬舎単行本) eBook : 河井あんり: 本
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「あの事件(河井夫妻選挙違反事件/買収事件)」について、
著者自身が真実を語る。  
普通の人、普通の国会議員が味わうことのない、  
数奇な人生である「河井あんり」の生き様が詰まった一冊。

そして、Netflix「離婚しようよ」という政治家夫婦のドラマを見ました。

Watch Let's Get Divorced | Netflix Official Site
An actor and a politician just want to get divorced. But with so many power players invested in their marriage, the coup...

三世議員と「お嫁さんにしたいNo.1女優」の夫婦の話なんですが、
ところどころ出てくるエピソードが実在の人物のエピソードからヒントを得て脚色している…
とわかる感じで、すごく面白い!

「事実は小説より奇なり」といいますが、
こういう現実にあったや
現実の話をベースにして作られた物語って面白い‼️

で、このエッセイやドラマを見ながら改めて思ったんです。

👨「国会議員の給料って本当に高いのか?」
と。

何も知らない私達一般人はよく
「給料4000万円なんて高すぎる!」
という言ったり聞いたりしますが、本当にそうなのでしょうか?

▼「高給取り」という表面的な印象の裏側

国会議員の給料は各種手当を含めると4000万円を超えています。
これだけを見ると、私たちの感覚からすれば「高給取り」に見えます。

でも、河井案里氏のエッセイ「天国と地獄」を読むと、
その印象は大きく変わります。

国会議員になると、以下のような過酷な環境に身を置くことになるんです

☑️ 分刻みのスケジュールで動く長時間労働
☑️ プライベートなんて存在しない生活
☑️ 東京と地元を往復する「金帰火来」の厳しい生活
☑️ 常に国民からの厳しい視線と批判にさらされる
☑️ 選挙で負ければ浪人になる不安定な身分

皆さんは、雨の日だろうが、朝早くから夜遅くまで
駅前に立って笑顔で挨拶をしたり、
時には罵声を浴びせられたりしながら、
国民の声を聞き続けることができるでしょうか?

二世三世になると、
「当選しないと意味がない」
と言われたり…
(ドラマでそんな描写が!)

皆さんはそんなプレッシャーに耐えられますか?

現在はネットやSNSを活用した空中戦も重要になっていますが、
政治活動の基本はやはり「どぶ板営業」です。

これは想像以上に体力的・精神的に厳しい作業です。

▼「金帰火来」という政治家の過酷な現実

「金帰火来(きんきからい)」
という政界用語をご存知でしょうか?

これは、国会議員が
・金曜日の夜に東京から地元の選挙区に帰り
・週末に地元で政治活動を行い
・火曜日の朝に再び東京へ戻る
行動パターンを指します。

このサイクルは、多くの国会議員が通常国会開会中に取る典型的な生活リズムです。
火曜から金曜が国会(東京)活動、
金曜夜から火曜朝までが地元活動
という二重生活を強いられています。

毎週の東京と地元の往復費用は相当な金額になります。
新幹線代、宿泊費、移動費…
これらを年間通して計算すると、想像以上の出費です。

経費にはなるだろうけど、
お金が出ていくのには変わりありません。

▼選挙という制度の厳しさ

河井案里氏の体験から見えてくるのは、選挙という制度の厳しさです。

参院選で広島から出馬した際、
自民党が「二人いける」と判断し擁立されましたが、
既存の候補者やその会派から猛烈な嫌がらせを受けたといいます。

これは「小学生のイジメのように…
いや‼️それよりも陰湿でヒドイ」と表現されるほどの内容で、
国民の代表として国の政治に携わる人々やその周りが
そんなことをするのかと思うような出来事が綴られています😖

「独占告白 渡辺恒雄―戦後政治はこうして作られた―」に
“政治家の一番の怖さは嫉妬”
という言葉もあるように、政治の世界は私たちが想像する以上に人間関係が複雑です。

▼4000万円は本当に「高い」のか?

国会議員の収入4000万円の多くは、実は政治活動に消えていきます

☑️ 東京での活動費
☑️ 地元事務所の維持費
☑️ スタッフの人件費
☑️ 「金帰火来」の頻繁な往復交通費
☑️ 各種行事への参加費用

これらを考慮すると、単純に「高給」と言い切れるものではありません。
むしろ、選挙で負ければ浪人になる不安定な身分でありながら、
これだけの重責を背負っているのです。

そして、国会議員は、落選後・引退後に厳しい現実が待っています。

 長年国政に携わった政治家でも、
 引退後は基本的には「ただの人」になってしまいます。

政治家としての経験やスキルは民間企業で評価されにくく、
実務スキルの棚卸しとアピールが必要になります。

長年にわたって国民のために尽くした政治家が、
引退後に適切な評価を受けられない現実もまた、
政治家という職業の厳しさを物語っています。

国会議員経験者って、ちょっと敬遠してしまう気持ちもわからなくもないと言うか…

とはいえ、中には居眠りをしている議員もいることもあります。
でも、多くの政治家は厳しい現実の中で活動しているんです。

▼家族への深刻な影響

Netflix「離婚しようよ」を見ていると、政治家の家族への影響も描かれています。

政治家の家族も「個人」ではなく「公的な存在」として扱われやすく、
社会的圧力や犠牲を受けやすい環境にあります。

家族のプライバシーや生活が制約されるだけでなく、
本人が事件やスキャンダルに巻き込まれた場合には、
家族にも社会的非難や精神的苦痛、生活環境の変化など
大きな犠牲やストレスがかかります。

政治家を志すということは、本人だけでなく
家族全体がその重荷を背負うことを意味するのです。

▼日本社会の政治家に対する厳しい視線

日本社会は政治家の過ちに対して非常に厳しい傾向があります。

でも、こうした厳しい試練を乗り越えた政治家は強いとも言えます。
一度ドン底を味わった人は強いのです。

私たち国民も、政治家を単純に批判するだけでなく、
その重責と困難さを理解し、建設的な関係を築いていくことが重要です。

政治家に対する批判・監視は民主主義において不可欠ですが、
その根底には人間としてのリスペクトがなければなりません。

▼国会議員は私利私欲のためには務まらない

ここまでの内容を踏まえても、
あなたは「国会議員の給料が高い」と言えますか?

私はそうは思えません。

国会議員は、お金が欲しくてやるものでは決してありません。

そりゃ本業を続けたり(安定がある)、
ビジネスをやって上手く行った時の方がよっぽど儲かるし、
何より自由です!

中には悪いことを考えている人もいるでしょうが、
ほとんどの人は信念や熱い想いを持っているのではないでしょうか。

でないと、到底務まりません😫

何より
議員を作り出しているのは国民
という言葉を忘れてはいけません。

議員を作り出しているのは国民
国会議員は私利私欲のためには出来ない

これらが、河井案里氏のエッセイ・Netflixドラマから学んだ教訓です。

より良い政治を実現するためには、
国民と政治家の間に相互理解と敬意に基づいた関係が必要なのではないでしょうか。

ということで、選挙に行きましょう🗳️

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本日のコメントテーマは
好きな四字熟語
です。

「金帰火来(きんきからい)」

初めて知りました!
これは国会議員ならではの四字熟語ですよね。

皆さんが好きな四字熟語、教えて下さい😊

今日もありがとうございました🙇‍♂  
また明日!  
お父ちゃんでした👋 

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