おはようございます☀
お父ちゃんです!
もしあなたが、葛藤しながら日々を過ごしているのなら….
今日の話は役に立つかもしれません。
先日、映画『国宝』を観てきました。

約3時間という長丁場。
これは単なる映画鑑賞ではありませんでした。
私が持っていたある単純な価値観を、
鮮やかに打ち砕く「事件」と言っても過言ではありません🔫
吉沢亮さんをはじめとする俳優陣の凄まじい演技。
歌舞伎の舞台の裏に潜む壮絶な物語。
そう言えば…
吉沢亮さんは昨年末、トラブルを起こしたそうです。
一部では、「謹慎しろ」などの声があったそうですが…
そんな事を言った人は、今すぐにこの作品を観て、
自分の発言を悔い改めてください👊💥
その行為はまさに、「国宝」を潰そうとしていたんですから!
何でもかんでも人を叩くのは、もう辞めましょう。
話は戻って…
今日は、その衝撃と、
そこから得た「新しい武器」についてお話しします。
▼本当の重圧は、血筋の外ではなく「内」にあった
皆さんにも、つい決めつけてしまうことはありませんか?
👨「あの人は〇〇の息子だから恵まれてるよね」
👩「肩書や家柄があっていいなぁ」
私も、この映画を観るまでは
👨「世襲なんて、恵まれた道だな」
という視野の狭い考えを持っていました。
だけど、それは全くの見当違いだったんです。
歌舞伎、能、狂言、雅楽などの伝統芸能は世襲制が一般的です。
だけど、そのお家の方々は、小さい頃から稽古をし、
何十年と体に染み込ませ、舞台に立ちます。
学校が終わったら家に帰って稽古。
そして、巡業などに付いて行く。
父親は、師匠。
代々続く家を継ぐ・守る宿命。
本当に申し訳ありませんでした🙇♂
人は誰もが、葛藤を抱えて生きています。
吉沢亮さん演じる喜久雄は、
任侠の家に生まれながら歌舞伎役者の道に人生を捧げた男で、
喜久雄は喉から手が出るほど「血筋」が欲しい。
一方で俊介は、上方歌舞伎の名門の御曹司。
彼は、喜久雄の芸の才能に焦がれる。
互いが互いの「持てるもの」を羨む姿は、
そのまま私たちの写し鏡ではないでしょうか🪞
▼「もっと〇〇があれば」という無限ループから抜け出す方法
👨「もっと才能があれば」
👩「あの人のような環境にあれば」
👨「顔がもっとよければ」
👩「脚がもっと速ければ」
こんな風に考えてしまうこと…
誰もが経験あると思います。
そりゃ私にもありますよ!
何よりも身長があと5㌢でいいから欲しかった😖
こんな感じで私たちは常に、自分にないものを数えてしまいます。
でもこの物語は、そんな私達に突きつけてきます。
『無いものを嘆んでも、それは手に入らない
今、自分が持つ武器で戦うしかない』
と。
これって、すごく厳しい現実です。
だけど、これが現実。
「ないもの探し」をやめて、「あるもの活用」に集中する。
シンプルだけど、これが一番強い生き方ではないでしょうか🤔
だって、そんな事考えて手に入るならいいけど、
そうじゃないですもんね‼️
▼何かを得るために、彼らは全てを差し出した
少し話は変わって…
人生はトレード・オフです。
何かを選択すれば、何かを手放すことになります。
舞台の上で輝く役者たちも、その光と引き換えに何かを差し出しています。
この映画は、その代償を生々しく描き出します。
☑️ 喜久雄が手放したもの
「家族との日常」
芸にのめり込む裏で過ぎていく、家族との時間、子の成長。
彼は悪魔と契約してでも、「もっと上手くなりたい」と考えていました。
☑️ 俊介が削ったもの
「自身の命そのもの」
過酷な稽古と舞台、そして心休まらぬ夜。
昭和の時代、医療も労働環境も今より厳しく、
過酷なスケジュールは役者の心身を確実に蝕んでいきました。
もしかすると、彼らが差し出したのは、
時間や健康といった目に見えるものだけではなかったのかもしれません。
名声と引き換えに、人としての穏やかな幸福を手放す。
結局は、この覚悟があるかどうかですね…
過去記事【お父ちゃんに足りないもの】
▼「背景を想像する力」こそ、最強のビジネススキル
この映画が教えてくれた最大の学び。
それは『背景を想像する力』の重要性です。
私たちはつい、目の前の人の言動や結果だけで、その人を判断してしまいます。
テレビなどに出ている人たちも、映し出されている姿しか見ないので
それがその人だと思います。
だけど、実際にはまったく逆の性格の人もいるだろうし、
嫌なことを泣く泣くしている人だっているでしょう。
こんな感じで、この背景を想像することが出来れば、
一方的な反発や対立がなくなるのかなと…
この考え方は、顧客や仲間と信頼を築き、
物事を前に進めるための、何より強力な武器になると思いませんか?
あなたは、目の前の人の「見えない物語」を想像出来ているでしょうか?
誰にだって、親がいるし、友人などもいるし、
語られないストーリーがあるんです。
▼最高の個性は、「制約」という土壌から生まれる
もう一つ思ったことがあります。
歌舞伎には「型」という厳しい制約があります。
歌舞伎だけでなく、茶道などにも決まり事(制約)ってありますよね‼️
何か、面倒そう・重そうと思うんだけど…
だけど!むしろ、その不自由さの中で
「いかに自分らしさを出すか」というせめぎ合いにこそ、本物の個性が宿るのかなと。
歌舞伎であれば、同じ演目をするにしても、
役者さんによって全然違いますよね‼️
その違いは、まさに個性だなと!
これは、私達においてもそうです。
私達のリソースは限られています。
その限られたリソース・決められたルールの中で、自分だけの価値をどう示すか。
真の創造性とは、無限の自由ではなく、
限られた条件の中でこそ、その真価を発揮するのかもしれません。
▼俳優たちの「役者魂」そのものが、まさに『国宝』だった
ここまで熱く映画からの学びを書いてきましたが、
黙って、映画を観てきてください🎞️
役を演じる俳優さんたちの覚悟が凄まじい!
そして、その覚悟を見事に体現した俳優たちの演技こそ、
本作の真骨頂だと思います。
主演の吉沢亮さん、横浜流星さんはもちろんのこと、渡辺謙さん
そして、田中泯さんの存在感は圧巻の一言でした。
彼らの凄まじい「役者魂」そのものが、まさに『国宝』ですね。
▼この凄まじい熱量を、ぜひ映画館の大きなスクリーンで
彼らの生き様は、私たち凡人にはあまりに壮絶で、
真似できるものではありません。
だけど、その覚悟に触れることで、
私たちは自分の足元を確かめることができます。
☑️ 自分の仕事・人生に対する覚悟は、本物か?
☑️ 目の前の人の努力や葛藤に、敬意を払えているか?
☑️ そして、自分は、何に人生を懸けるのか?
『国宝』は、エンターテインメントの枠を超えています。
観る者の生き方を静かに問うてくる作品です。
この凄まじい熱量は、
ぜひ映画館の大きなスクリーンで全身に浴びてほしい‼️
家のテレビで観るのとは、まったく違います。
劇場の迫力ある映像と音響の中でこそ、彼らの覚悟が体に響いてくるんです。
きっと、本物の歌舞伎を観に行きたくなる一本になるはずです。
ぜひ映画館で観てほしい作品です。
あなたはこの物語から、どんな「覚悟」を汲み取るでしょうか?
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本日のコメントテーマは
【あなたが「隣の芝生は青い」と感じる瞬間】
です。
この映画を観て、改めて「ないもの探し」をしてしまう自分に気づきました。
皆さんは、どんな時に「あの人はいいなぁ」と感じますか?
私の「身長をあと5㌢欲しい」のような、
隣の芝生が青く見えるときがあれば、ぜひ教えてください!
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋
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