エコーチェンバーって怖い

エコーチェンバーって怖い 経営論

おはようございます☀
お父ちゃんです!

最近、櫛木理宇さんの『悲鳴』という本を読みました。
閉鎖的なコミュニティの怖さを描いた作品なのですが…

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今日は、エコーチェンバーについて深堀りします。

「エコーチェンバー」って、
「SNSのタイムラインが”それ”ばっかり」
など、オンラインで起こると考えがちですが、
オフラインでも起こる!

▼エコーチェンバーという「心地よい檻」

そもそもエコーチェンバーとは何か?

『自分と似た意見・価値観・感情が反復的に増幅され、異なる視点が体系的に排除される情報環境』
のことです。

要は、自分の声が壁に跳ね返って、
何度も自分に聞こえてくる「共鳴室」のような状態です。

なぜこんなことがオンライン上で起こりやすいかというと、
SNSのアルゴリズムのせいです。

🤖「あなた、これ好きでしょ?もっと見せてあげますね!」

彼らは良かれと思って、パーソナライズして
私たちが興味を持ちそうな情報ばかりを運んできます。

一度、ある投稿を見たり、いいねをすると、
同じような投稿ばかりタイムラインに上がってきますよね?

YouTubeとかでも!

その結果、気づかないうちに
自分と似た意見の人ばかりに囲まれてしまうんです。

▼「正しさ」より「気持ちよさ」が勝る世界

エコーチェンバーの中で怖いのは、
情報の価値基準が「事実かどうか」ではなくなってしまうことです。

大切にされるのは、「感情の共鳴」です。

「わかる!」「それな!」

こうした情動的なつながりが優先されるので、
たとえ間違った情報でも「気持ちよければ」受け入れられてしまいます。

SNSは長時間滞在してもらいたいので、
「正しさ」よりも
「見ていて心地よい・気持ちいい」
が優先されます。

誰も正論なんて聞きたくないですからね!

すると、意見は少しずつ、でも確実に過激化していきます。

最初は「まあ分かる」くらいだったのが、
次は「それ以外はおかしい」になり、
最後は「違う意見は悪意だ」と、
グラデーションのように極端になっていきます。

同じ意見ばかり聞いていると
「この人が言うことは絶対」
みたいになって、それに反対・非難する人を
「それは間違った意見だ」
「アホちゃうか」
など攻撃・人格否定することにもつながります。

▼「悲鳴」が聞こえなくなる恐怖

これは、私が読んだ『悲鳴』の世界観とも深くつながります。

『悲鳴』では、ある村で起こった事件が描かれているのですが、
閉ざされたコミュニティでは、外からの空気が入りません。

いつも同じ人とつるむから、
世界がそこだけになるんですよね。

ここで、一つ考えたいことがあります。 

「大人は選べるけれど、子どもは選べない
ということです。

大人は、どうしても嫌なら最悪
「場所を変える」「出ていく」
ことができます。 

だけど、子どもはそうはいきません。

学校や家庭、地域という狭いコミュニティが、
彼らにとっての「全宇宙」だからです。

「逃げ出したいけれど、どうすればいいか分からない」
「ここが世界のすべてだと思い込んでいる」

自分で居場所を選べない子どもたちの悲鳴は、
この閉ざされた空気の中で、誰にも届かずに消えてしまいます。

これが、『悲鳴』を読んで私が一番「ゾッとした」部分でした。

集団の中で「これが当たり前」とされると、
たとえ誰かが苦しんでいても、
それが「悲鳴」として認識されなくなります。

ネット上でも同じことが起きています。

特定の誰かを叩く流れができると、
その人を擁護する意見は排除され、
攻撃することこそが「正義」になってしまいます。

本人の主観では「自然に理解が深まっている」つもりなので、
自分がエコーチェンバー内にいることに気づきません。

その結果、傷ついて自ら命を落とすなど
悲しい事が起こったりもあります。

▼ 賢い人ほど「自分は大丈夫」と過信する

👨👩「自分は勉強しているから大丈夫」
と思っている人ほど、実は危ないかもしれません。

幅広い知識を持っているつもりでも、実は
「意識の高い、似たような考えの人たちの世界」
だけを見ている可能性があるからです。

私自身の例で言うと、YouTubeは教養系ばかりなので、
他人のYouTubeのオススメを見ると知らないものばかりです。

「世の中の人は、YouTubeで学んでる」
と本気で錯覚しそうになるのですが、多くの人は娯楽として見ています。

仕組みを知っているつもりでも、
環境設定一つで私たちの認識は簡単に歪んでしまいます

▼ オフラインでも起こるエコーチェンバー

いつも
・同じ人
・同じコミュニティ
・同じ考えの人
とばかりつるんでいると、
そこが自分の世界のすべてになってしまいます。

違う意見の人は、次回から参加しなくなり、
同じ意見・価値観を持つ人が集まるようになります。

そして、そんな空間というのは、気持ちがいい!
これでエコーチェンバーの出来上がりです。

反復的に増幅することで
異なる視点が排除されていくんですね。

▼常に「異なる世界」を持っておく

では、どうすればエコーチェンバーから出られるのか。

「異なる意見・世界」に触れることではないでしょうか?

例えば、
・違うコミュニティに参加してみる
・シークレットモードでSNSを覗く
など

子どもの場合でも、
学校、家庭以外のコミュニティを用意してあげる。

例えば、習い事もそうだし、
家庭といっても、父母だけでなく祖父母などなど。

その中にいると、そこが世界の中心と錯覚してしまいます。

自分がマジョリティと思っていても、
世界的に見たらマイノリティです。

メタ視点を取り入れることで、
異なる意見・視点に触れることができます。

▼というわけで

私たちは常に、自分だけのエコーチェンバーの中にいます。

誰の意見であっても盲信してはいけません

自分の意見だと思っているものが、
実は誰かの意見の反射に過ぎないかもしれません。

視野を広げて、
「自分は間違っているかもしれない」
「ここは世界のすべてではない」
と、メタ視点を持てれば、
エコーチェンバーから抜け出せるのではないでしょうか🤔

今だったらAIがあるので、
「これに対して反論してください」
「この意見に反対する立場からはどのような意見が出ますか?」
などで聞いてみるのもいいですね!

世界は広いし、色んな人がいます✊️

今日もありがとうございました🙇‍♂
また明日!
お父ちゃんでした👋

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