おはようございます☀
お父ちゃんです!
今日はノンフィクション作家の鈴木忠平さんが書いた
『アンビシャス 北海道にボールパークを作った男たち』
を読んで、めちゃくちゃ考えさせられたことがあったので
それを共有します!
この本、北海道日本ハムファイターズが札幌ドームを出て
エスコンフィールドを作った物語なんです。
いやもう、すごいドラマ!!!
人間ドラマが本当に面白かった。
そこから色んなことが学べました。
そして、エスコンフィールド北海道に行きたくなりました⚾️
▼なぜ札幌ドームを出たのか
まず最初の疑問って、
「日ハムはなんで札幌ドームを出ていったの?」
ですよね。
一番大きな理由は
「ファイターズの理念に合わなかった」からなんです。
スタジアムの所有主が札幌市だったので、
日本ハムは思うように改装などができなかった。
札幌ドームはサッカーもするから、
芝生を入れ替えたりするんですね⚽️
野球用の芝生が薄くて、怪我につながるとかあったようです😫
そしてもう一つ☝🏻
球団はただ単に野球をする場所が欲しかったわけではありません。
ボールパーク
つまり野球だけじゃなくて、その周りの都市を作りたかったんです。
この理念との不一致が、すべての始まりでした。
▼人口5万人の街を選んだ理由
で、最終的に選ばれたのが人口約5万人の北広島市。
札幌は人口200万人近い大都市です。
利便性とか、インフラとか
普通に考えたら、札幌一択じゃないですか。
でも、日本ハムが選んだのは北広島市でした。
北海道にある、北広島…
ややこしいですが😅
北広島市になった一番の理由が
**「どこで何をやるかよりも、誰とやるか」**
だったんです。
▼大きい組織のデメリット
実は、日本ハム内部でも内心では
「札幌だろう」
と考えている人間の方が多かったそうなんです。
球団も最初は、
「できれば札幌で」
と思っていました。
で、札幌の人たちも
「札幌でしょ」
と思っていた。
あと、
「なぜ札幌ドームじゃいけないのか」
という声も多かったようです。
どの意見もわかりますよね!
球団も「札幌で」と思っていたから、
場所探しや調整なども行っていたのですが…
札幌は大都市であるがゆえに、変化を嫌う傾向があったんです。
そして、意思決定や行動がすごく遅かった。
大企業より中小企業、中小企業より個人事業主の方が
国家より地方自治体、地方自治体より市区町村の方が
意思決定スピードは早いですよね!
関わる人が増えれば、それだけ調整が大変なんです。
で、札幌市は、場所や意見をまとめられず…
地権者や住民からの反対も多かったといいます。
一方で北広島市は、たまたま運動公園を
これから作っていこうとしていたタイミングでもありました。
しっかりとした土地があったんですよね。
そして何より!
役所の職員の方たちだけでなく、
市民もすごく前向きに誘致しようとしていました。
この姿勢が一番大きかったんじゃないかなと。
これが「誰とやるか」の部分だと思うんです。
▼慢心という敵
人ってどうしても、何かを手に入れると、
今その手に入っているものに囚われてしまいます。
それが札幌ドームだったり、
札幌という街そのものだったのかもしれません。
「日本ハムは札幌を出ていかない」
「札幌ドームを使い続ける」
「札幌に新たなボールパークを作る」
そんな慢心が、どこかにあったのではないでしょうか。
皆さんも、慢心していることありませんか?
この慢心とは常に戦い続けなければいけません。
この慢心は、相手に伝わってしまいますし…
▼フロンティア精神 を持つ
日本は、振り返ってみると一貫して「開拓者」です。
☑️ 北海道への移転
☑️ 新庄選手のパフォーマンス
☑️ 大谷選手の二刀流
☑️ ボールパーク建設
全部、前例のないことへの挑戦です。
北広島市がそれに合ったんだと思います。
心に未開地を持っている人とそうでない人との距離。
『心にフロンティア(開拓者精神)があるかどうか』
これって、すごく大事じゃないですか?
決して、真新しいことが大事なのではありません。
「今やっていることの延長線上に新しいことはないか?」
「新しいことを取り入れられることはないか?」
「もっと良くできないか?」
こう考えながらやっていく。
この考えが、フロンティア精神の本質なんじゃないかなと。
▼人の部分で選ばれる存在になりたい
『人が大事』は、私もずっと思っている…
というか、信じて行動しているし、
私は人を重視しています。
私自身も「人」で選ばれる存在でありたいなと。
出典元:あくたの死に際
出版社:小学館
著者名:竹屋 まり子
スキルや実績も大切です!
だけど、最終的には
「この人と一緒にやりたい」
と思われるかどうかですよね?
北広島市の職員たちが選ばれたのも、
・前向きさ
・熱意
・柔軟性
といった「人としての姿勢」でした。
自分自身が開拓精神を持ち続けて、
現状に満足せず、新しいことに挑戦する姿勢を見せていれば
同じようなマインドを持った人が集まってくる。
そして、そういう人たちと大きなことができていきます。
▼というわけで
『どこで何をやるかよりも、誰とやるか』
エスコンフィールド北海道が北広島市にできたのは、
これだけではないけど、この部分も大きかったのだなと。
「人がすごく大事」
だと、この本を読んで改めて思いました。
だって、北広島はエスコンフィールド北海道ができたことで
大きく変わりますよね!
球場の観客動員数は
2023年→約188万人
2024年→約207万人
2025年→約223万人
と右肩上がり!
さらに、野球以外のイベントも開催される
「北海道ボールパークFビレッジ」全体の入場者数は、
2024年に418万7046人に達しており、
地域一体型の商業・観光拠点としても成功を収めております!
私達の仕事や人生においても、この
「誰とやるか」
「心にフロンティアがあるか」
という視点、大事ですね!
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋



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