おはようございます☀
お父ちゃんです!
今日は逢坂冬馬さんの
『ブレイクショットの軌跡』
について話そうと思います。
約580ページの超大作です。

正直、手に取るまではちょっと躊躇しました😅
本屋さんで見た時、
👨「分厚ッ」
と、手に取るのも辞めたほど💦
だけど、
👩「この本おすすめ!」
と聞いて、思い切って買ってみました📖
読み終わった今
👨「読んでよかった」
って心から思える作品でした。
▼あらすじ
物語は、自動車期間工の青年・本田昴が
同僚の不正を目撃するところから始まります。
国産SUV「ブレイクショット」のボルトを車体内部に落とし込む場面です。
でもこの一本のボルトを起点に、8〜9つの物語が連鎖していきます。
投資会社の経営者、
板金工とその才能ある息子、
悪徳不動産会社の社員、
そして遠くアフリカの少年兵まで。
一見バラバラに見える物語が、最後には全部つながります。
👨「どうやって繋がっていくんだ?」
👨「これ本当に終わるのか?」
と後半まで思ったほど!
だけど、最後には全部気持ちが良いほど繋がって!!
緻密な構成に脱帽です。
▼この本から学んだ3つのこと
私がこの本から心に刻んだことは3つあります。
☑️ 人間は生身の存在である
誰だって傷つくし、誰であっても叩かれたくない。
当たり前のことです。
だけど、今のSNSを見てみてください。
炎上が起きたら「こいつは叩いていい存在」って、
ボコボコに叩く人がいます。
もうボッコボコですよね。
あなたも目にしたことあるのではないでしょうか。
もしくは、それに加わったことがあるのではないでしょうか?
誰であっても、そんなズタズタになるまで叩いていい存在なんていません。
それによって命を絶つ人だっているわけで、
あなたはそれに責任が持てるんでしょうか。
相手を叩くような、罵るような言葉を書いて、
それが致命傷を与えることだってあります。
人間は誰だって自分と同じ生身の存在です。
画面の向こうにいる人、文字の向こうにいる人は
みんな血の通った人間です。
☑️ 世界はつながっている
「関係ないようでつながっている」
これがこの作品の核心だと私は思います。
自動車期間工、中央アフリカ共和国の少年、会社の経営者、
板金工とその才能のある息子、悪徳不動産会社の社員…
関係ないようで、全員がつながっています。
みんな同じ世界で生きているんです。
どこか遠くで起こっている戦争や悲惨な事件だったとしても、
すべて同じ世界で起きていることです。
例えば、今作に出てくるブレイクショットという車に関しても、
自分が過去に携わったモノ・こと、
今回であれば車ですが、それが戦地で使われている可能性だってあります。
自分が過去に乗っていた車が
戦地に送られて使われている可能性もあります。
もちろん逆もあります。
いい風に使われている…
例えば人を助けるために使われている場合だってあるかもしれません。
そうやって世界はつながっています。
それを無関係・無関心でいいんでしょうか🤔
☑️ たとえズタズタになったとしても、そこから再起できる
社会的な過ちを犯してズタズタになることもあります。
でもそうなったとしても、そこで終わりではありません。
そこから再起できるんです!
物語の中でも、一時はズタズタになったけども、
そこから再起するように奮闘している人が描かれています。
どん底に落ちる直前の人もいれば、
どん底に落ちてしまった人もいます。
そして、そんなことがあるのが人生です。
でも、そこが終わりではありません。
そこから再起できるんです!
私は、アンジャッシュの渡部さんを見ていてそう思いますね🤔
▼「ブレイクショット」という言葉の意味
ブレイクショットというのは、
作品の中で出てくる車の車種の名前です。
でもビリヤードの第一打目も
「ブレイクショット」と呼ぶそうです。
ビリヤードの第一打
いわゆるブレイクショットを打たないとゲームは始まりません🎱
このビリヤードのブレイクショットも、
どのようにその後のゲームとか、
その目の前にある球に影響を与えるかわかりません。
でも打つことによって、
何かしらの波及はするし、何かしらの影響を与えます。
そして、「波及する」「影響を与える」という意識は持てます。
これは自分がやっていることもそうです。
自分がやっていることも
どのような影響を与えるかわからないけども、
”何かしら波及する”という意識は持てます。
X(旧Twitter)でのポストなんかもそうでしょう。
自分がポストをすることによって、
どのように影響を与えるかは分からないけども、
”波及するかもしれない”という意識は持てるんじゃないでしょうか。
他の発信にしてもそう。
もちろん、私の発信もそうです。
▼波及するかも知れない
「どうなるか」というのは全てを把握することはできません。
だけど、把握しようとしないのは傲慢ではないでしょうか。
自分がやっている行動だったり、
自分が取る言動だったりっていうのは、
やっぱり何かしらの影響を与えるかもしれません。
「波及するかもしれない」
「何かしらの影響を与える」
という意識を持つことが大事だと思います。
▼計算され尽くした超大作
この本は、バラバラに住んでいる世界も国も違う、
全然生きている世界も違う人たちの物語が、
全然関係のないようにバラバラに進んでいきます。
でも最後まで読めば、すべてがつながります。
本当に緻密に計算された小説だなと。
約580ページに及ぶ超大作ですが、
なかなか興味深く読めたし、
最後につながる感じが気持ちよかったです。
(そして、読了した自分を褒めてあげたいw)
いや、本当に計算された作品です。
▼というわけで
あなたが今日発する言葉、今日取る行動、
それがどこかで誰かに影響を与えるかもしれません。
ビリヤードのブレイクショットみたいに。
皆さんは、どんな影響を与えたいですか?
どんな風に波及させたいですか?
一人の生身の人間として、
つながっている世界の一員として、
自分の言動を意識して、責任を持ちましょう!
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋


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