おはようございます☀
お父ちゃんです!
今日は私たちが生きていく上で、働いていく上で
目をそらしがちだけど、凄く大事な話です。
「悪い商品だと分かっていながら、売っていませんか?」
「顧客が損をするのに、売りつけていませんか?」
▼『海と毒薬』
最近、遠藤周作氏の『海と毒薬』を読みました。
この小説、第二次世界大戦中に実際に起きた
米軍捕虜の生体解剖事件を題材にしているんです。
生きている人間を解剖する。
明らかな殺人行為です。
それを実行したのは、れっきとした医師たち。
事実を元に書かれている作品なので、実際にあった話です。

出世欲や権力闘争に駆られて、
人体実験という禁忌を犯してしまったんです。
▼現代にも同じ構造がある
私たちは人体実験なんてしません。
当たり前です。
でも、日常的に『倫理的な選択を迫られる』場面って、
実はたくさんあるのではないでしょうか。
☑️ 商品の欠陥を知っていながら販売する
☑️ 顧客が損をすると分かっていても、自分や組織の利益のために売買を成立させる
☑️ 承認欲求や肩書きのために、良心に反することを黙認する
形こそ違えど、これって『海と毒薬』の医師たちが直面したのと同じ問いではないでしょうか。
「禁忌を犯すのか、犯さないのか」
皆さんは、倫理に反したことをしたことはありませんか?🤔
▼「絶対神がいないから」は言い訳にならない
日本には、キリスト教やイスラム教のような絶対唯一神の信仰がありません。
だから「一人一人の良心や倫理観で成り立っている」ってよく言われます。
私的には、成り立っていると言えると思います。
で、絶対神がいれば、本当に人は倫理的に振る舞えるんでしょうか?
キリスト教圏でも不正は起きるし、
宗教を変に解釈してテロを起こす人だっています。
結局、日本に限らず、どの国でも、どんな宗教を信仰していても、
最終的には個人の良心・倫理観にかかっていますよね。
宗教も、法律も、社会規範も。
それ自体が人を倫理的にするわけではありません。
それらは外側からの枠組みに過ぎなくて、
最後の最後で「やるか、やらないか」を決めるのは、
その人個人に委ねられます。
▼出世欲、権力、承認欲求が判断を狂わせる
『海と毒薬』の医師たちを突き動かしたもの。
それは、出世欲、権力欲、承認欲求でした。
これらが関わってくると、人は正常に判断できなくなります。
思考力が落ちるというか、それが絶対的なものになってくる。
それしか考えられなくなってしまいます。
日本の医療系ドラマを思い出してください。
「白い巨塔」の財前五郎。
優秀な外科医でありながら、
・教授の座への執着
・権力への渇望
が、患者への誠実さや医師としての良心を蝕んでいきます。
最初から悪人だったわけではありません。
一方、「ドクターX」
大門未知子は、組織の論理や権力闘争を一切気にせず、
「患者を治す」という本質だけに集中しています。
大門の周囲では、権力闘争とかが行われていますよね⚔️
この問題は、医療に限らず、どんな組織でも起こりうる普遍的な問題なんです。
▼組織の中で良心を保てるか?
私は個人事業をしています。
だから、『悪い商品を売らない』という選択ができます。
でも、組織にいたらどうでしょう?
🤔
🤔
🤔
正直に言うと…
組織にいたら、私もそれをやっているかもしれません。
組織の論理、同調圧力、出世・昇給への期待。
これらが重なったとき、個人の良心はどれほど強く保てるか?😵💫
人間は弱い生き物です。
自分の意志でどうにかできないことも多々あります。
そして、自分のやったこと・やっていることを正当化するように
情報を集め、記憶を改ざんしていきます。
▼「良心に恥じない生き方」ができているか
「良心に恥じない生き方」
自分自身の内なる声に従う。
私たちは良心に恥じぬような生き方ができているでしょうか?
出典元:クジャクのダンス、誰が見た?
出版社:講談社
著者名:浅見 理都
☑️ 商品の欠陥を知っていながら販売していないか?
☑️ 顧客が損すると分かっていても、自分や組織の利益を取っていないか?
☑️ イエスでもノーでもなく、曖昧にして逃げていないか?
私は、すべてに「NO」と胸を張っていえます。
▼小さな選択の積み重ねが人生を作る
大きな決断だけが人生を決めるわけではありません。
日々の小さな選択の積み重ねが、私たちの人生を作っていきます。
悪い商品だと分かっていながら売るのか、売らないのか。
顧客の利益よりも自分の利益を優先するのか、しないのか。
組織の空気に流されるのか、自分の良心に従うのか。
その選択を、私たちは毎日迫られています。
世の中は、一人一人の良心によって成り立っています。
その行為が犯罪じゃなくても、
やって良いこととやってはいけないことがあります。
自分に嘘はつかない・自分を騙さない生き方
をしていきたいですね!
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋



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