おはようございます☀
お父ちゃんです!
私たちは今、AI革命の真っ只中にいます。
しかし、この技術的進歩の陰で、ひとつの深刻な問題が静かに膨らんでいます
今日はそんなお話です⚡️
▼電力消費が倍以上になる?!
深刻な問題と書きましたが、何かといいますと…
電力です⚡️
世界のデータセンターの電力消費量は、
2022年の460 TWhから、
2026年から2030年までには約1,000 TWhへと
”倍増以上になる”と予測されています。
この増加分だけでも、ドイツや日本といった
“国家全体の年間電力消費量に匹敵する規模”です。
私たちが日常的に使うAIサービスの裏側で、
途方もないエネルギーが消費されているという現実です。
▼とにかくAIは電力を喰う
AIによる応答生成は、従来の検索タスクよりも本質的に多くのエネルギーを必要とするそうです。
単一のChatGPTクエリは、Google検索と比較して
『約10倍の電力』(約0.0029 kWh 対 0.0003 kWh)を消費すると推定されています。
さらに驚くべきことに、AIが生成する動画の長さを2倍にすると、
必要なエネルギーは4倍になります。
生成AIの利用が拡大すればするほど、エネルギー消費は指数関数的に増大していきます。
最近、Open AIからSORA2がローンチされましたが、
これにおいても皆さんが動画を生成すればするほど、
半端ないエネルギーが消費されているんです🫵
この現実、ご存知でしたか?
▼世界を覆うデータセンター建設ブーム
AI革命によって引き起こされた膨大な計算需要を満たすため、世界中で物理的なインフラ…
すなわち”ものゴッツイ”スケールのデータセンターの建設ブームが起きています。
世界のデータセンターへの投資額は2022年から2024年にかけてほぼ倍増し、5000億ドルに達しました。
Amazon、Google、Meta、Microsoftといった巨大テック企業は、この分野に巨額の資金を投じています。
その直接的な結果として、データセンター拡張に起因するCO2排出量が急増しています。
今後、AIがもっともっと普及し、
もっともっと使われるようになると
世界的に電力が不足する可能性があります。
ChatGPTやGeminiなどといったAIも大事なのですが、
そもそもそれを動かすための電力を作る・賄うことが重要になってきます。
(電力がないと、AIも動かせない)
▼化石燃料依存という現実
ここで忘れてはならないのは、全世界の発電は今も
”約半分以上が化石燃料”(特に石炭と天然ガス)由来で、
発電時にCO2が出るということです。
国別では
・中国・インドは石炭比率が高く
・米国はガス比率が高め
・日本は化石燃料輸入への依存が大きい
と、比率が違えどこれが現状です。
つまり、今のままだと、AIの利用拡大は、
そのまま地球温暖化の加速につながりかねません。
▼電力不足がAIの未来を制限する可能性
最終的に、AIの未来を動かすのはアルゴリズムだけでなく、
それを支える電力です。
電力が供給されないと、AIも動きません。
ここは真剣に考えておかないといけない問題です。
日本で言えば、人口減少にあるため、電力需要は減っていました。
だから、そこに割く余裕はあるのかもしれません。
だけど、電力が原因で、AIの稼働が制限されるようであれば、
今後「検索のような平易な用途には生成AIを使わない」
といった規制がなされるような可能性もあります。
他にも、
「電気料金値上げ」
が加速するなんてこともあるかもしれません。
いくらAIが便利だといっても、
そんなことになったら溜まったもんじゃないですよね💦
▼ということで
私たちは、AIの利便性だけを享受し、
デメリットというか、コストも考えないといけないなと…
エネルギー問題は、AI時代の持続可能性を左右する最重要課題です。
これは今後必ず来る問題なので、
技術の進歩と環境保護、エネルギー安全保障のバランスをどう取るのか。
ちゃんと考えておかないと、自分たちに還ってきます🪃
AIを稼働させるために、
「国民の皆さん、節電してください」
「電気料金の値上げがされる」
は違いますよね?😅
だけど、その可能性もないとは言い切れないということです。
今日は、アフターAI時代の話をさせていただきました。
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋


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