バナナの皮を向いてみた🍌

バナナの皮を向いてみた🍌 人生論

おはようございます☀
お父ちゃんです!

謎のタイトル…
そう!今日はバナナの話です🍌

手軽で、栄養があって、しかも安い。
バナナって、家計の味方です👛

私の朝食は、
プレーンヨーグルト×バナナ×オリーブオイル
です。

スーパーに行けば、だいたい一房100円〜200円で売られています。

でも、ふと思ったんです。

👨「このバナナ、はるばる海を越えてやって来ているのに、安過ぎない?」
と。

▼100円のバナナの裏側、想像したことありますか?🍌

きっかけは、最近仲良くさせていただいている方から教えてもらった一冊の本でした📕

鶴見良行さんという方が書いた『バナナと日本人』という本なんですけど、
これがもう、なかなかに衝撃的でして🤯

バナナと日本人 フィリピン農園と食卓のあいだ (岩波新書)
スーパーや八百屋の店頭に並ぶバナナの九割を生産するミンダナオ島。その大農園で何が起きているか。かつて王座にあった台湾、南米産に代わる比国産登場の裏で何が進行したのか。安くて甘いバナナも、ひと皮むけば、そこには多国籍企業の暗躍、農園労働者の貧...

この本が刊行されたのは1982年。
今から40年以上も前です。

そこに書かれていたのは、私たちが普段食べている安くて美味しいバナナが、生産国(フィリピンなど)で、どんな風に作られているのかという現実でした。

ものすごくざっくり言うと、

「日本の消費者が求める“安くてキレイなバナナ”を作るために、現地の農家さんたちが、ものすごく大変な状況で働いている」
という話です。

ファストファッションでも同じような話がありましたよね!
”私達の着ている安くて質の良い服は、誰かの犠牲のもとにある”
なんて話。

そして、コーヒー豆にも同じことが言えます。
私達が普段口にするコーヒー。
高いものもありますが、安くて飲めるものもありますよね?

コーヒー豆を育ててくれている生産者がいて、
だけど、安くで飲めているということは、
生産者の方々が搾取されている可能性もあります。

国内の一次産業もそうですよね!
私達は、少しお米が高くなったり、野菜が高くなったらブーブー文句を言いますが、色んな努力によって、それが実現していることを頭の片隅にでも置いておかないといけませんよね🤔

🙋🏻‍♂️「でも40年も前の話でしょ?さすがに今は改善されてるんじゃ…?」
そう思いますよね?

私もそう思いました。

でも、調べてみると…残念ながら、根本的な構造はあまり変わっていない部分もあるみたいなんです。

▼”安くてキレイ”は本当に正義なのか問題

私たち日本人の消費者って、やっぱり「安くて良いもの」が大好きじゃないですか?
野菜でも、スーパーに並んでいるものって、見た目が整っていますよね!

そして、同じ値段なら、傷がなくて、形の揃ったキレイな方を選びます。
それはもう、人間の性というか、当たり前の行動だと思うんです。

だけど、自然にできるものって、そんな整ったものばかりでしょうか?🤔

日本の市場に並べるために、どこかの誰かが泣いているとしたら…
そんなバナナ(だけでなく、食べ物全般)、口にしたいですか?

『日本人とバナナ』を読んだ私は、
「日本市場に売るために、企業が無理やり作らせているんだな」
と。
(ほぼ奴隷契約のような感じで)

本来、その土地で自然にできるものを、少し工夫してたくさん作って、それを輸出する…
というのが自然な流れのはずです。

例えば、お米🌾
農家が作ったお米を、自分のところだけでは食べ切れないから、
市場に出す・輸出するといった感じです。

でも、バナナの場合はちょっと違うみたいなんです。

まず、日本に輸出するために農園を作る。
そして、輸出に強い品種を一種類だけめっちゃ作る。
だけど、この品種は病気に弱いから、それを防ぐために大量の農薬を使う。
しかも、バナナ農園は、大規模だから飛行機を使って撒く✈️
この農薬が「毒の雨」と言われて、その下に住む人達の健康にも影響を与えてしまうそうです。

ひどい話ですよね😢

だけど、私たちが無意識に求めている
「安くて、いつでも手に入って、見た目がキレイなバナナ」が、
結果的に、生産地の環境や、そこで働く人々の健康を犠牲にする構造に、一枚噛んじゃってるのかもしれないんです。

▼私達にできること

👦「え、じゃあもうバナナ食べるなってこと?」
👩「いちいちそんなこと考えて買い物なんてできないよ!」
👨「なんか罪悪感を感じてきた…」
と思いますよね?

私も思います。
今後、ちょっとバナナが食べにくくなりそう…

毎日毎日、すべての商品の裏側を調べて、完璧に倫理的なお買い物をするなんて、絶対に不可能です🙅

そんなことしてたら、何も買えなくなってしまいます。
それに、罪悪感を感じながら食べるご飯なんて、美味しくありません。

だから、まず大前提として、完璧じゃなくて全然OK。
自分を責める必要も全くありません。

ただ、ほんの少しだけ🤏
ほんの少しだけ…

買い物をするときに、カゴに入れるその商品の向こう側にいる「誰か」に、一瞬だけ思いを馳せてみる。

「これ、どこから来たのかな?」
「どんな人が作ってくれたのかな?」
「どんな想いで作ってくれたのかな?」

そのワンクッションが、実はすごく大事なんじゃないかなって思います。

知識として「知っておく」こと。
そして、ほんの少しだけ「想像してみる」こと。

それだけで、世界の見え方がちょっとだけ変わってくる気がします。

やっぱり誰かが苦しんでいる・誰かが泣いている世界って嫌じゃないですか?

▼バナナ農園の現実

とはいえ、少しずつ改善はしてきているみたいです。
だけど、それが生産者まではまだまだ届いていなくて…

フィリピンのバナナ農園労働者の典型的な月収は、2,400~4,000ペソ。
これは現地の物価や生活費と比較して極限レベルです。

・都市部や標準的な生活での一人暮らし月間生活費:30,000ペソ前後(約78,000円)
・ 地方・低コストな生活をした場合でも月10,000~18,000ペソ程度は必要

全然足りていませんよね💦

ただ消費するのではなく、選んで、味わって戴くことが重要だなって!
一人がそういうのを買わなくなったところで何か変わるわけではありません。

だけど、これらを知っているかどうかって、
結構大きい差だと思うんですよね!

とはいえ!
我が家もそうですが、口(家族)が多いと量が必要になるのもまた事実。
育ち盛りの子どもたちに、
「質が大事だ!」
と言ったところで、腹は満たされないわけで…😅

今後まだまだ必要になってきます💦
特に長男(6歳)なんて、かなり食べますからね😵

良いことなんだけど、食費もバカになりません。

背に腹は代えられないというか…

だけど、
☑️ 安くて良いものはない
☑️ 一次産業の方々がいるから、食べられる
(もちろんそれをスーパーや食卓に運んでくれる人がいるというのもあるが)
ということを理解しておかなければいけない。

▼ちなみに

日本にもバナナがあるのをご存知ですか?
島バナナ、小笠原バナナ
なんて呼ばれるんですが…

お父ちゃん

先日、私も国産・無農薬のバナナを戴いたのですが…
もうね…バナナじゃなくて、フルーツなんです🥝

意味ワカランですよね?😅

バナナなんだけど、バナナ以外のフルーツの味もするというか…
とにかくフルーティー🤤

だけど、この島バナナはあまり市場には出回っていません。

国産バナナの生産量は年間約168トンと非常に少ないんです。
(輸入バナナ104万トンの0.01%程度)

生産の不安定さ、病害虫被害、流通コストの高さと出荷量の無駄さ、市場での高価格
など様々な理由があるそうです。

ちなみに価格は、一般的な輸入バナナ(フィリピン産など)の約5〜10倍💥
輸入バナナ:200〜400円/㌔
島バナナ:2,000円〜5,000円/㌔

お高いですよね😅
だけど、めっちゃ美味しい🍌

▼ということで

私たちの毎日の食卓と、遠い国の農園は、全く無関係ではありません。

私たちがスーパーで支払う数百円が、巡り巡って、
地球の裏側の誰かの生活や、その土地の環境に、良くも悪くも影響を与えている🌍️

しかも、バナナ農園は、日本に輸出されるために整備されたとされています。

世界って、地続きなんですね。

10回のうち1回でもいいので、
・商品の裏側に想いを馳せてみたり
・いつもと違う選択をしてみたり
するのもいいのかなと🙄

その小さな変化が、もしかしたら40年後、50年後の未来を、
少しだけ良い方向に変えているかもしれません。

ちなみに…
私、国産バナナを使って、ゴソゴソ動いております😏
その話はまた今度…👋

今日もありがとうございました🙇‍♂
また明日!
お父ちゃんでした👋

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