設定の重要性

設定の重要性 人生論

おはようございます☀
お父ちゃんです!

今日は、最近読んで面白かった小説を紹介します📚️
小説でも沢山の学びがあります✊️

▼1.『アルプス席の母』

早見和真氏の長編小説『アルプス席の母』は、350ページという長さを感じさせないほど一気に読み進めてしまった作品でした。

アルプス席の母 | 早見 和真 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで早見 和真のアルプス席の母。アマゾンならポイント還元本が多数。早見 和真作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またアルプス席の母もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

母子家庭の親子が強豪高校に入学し甲子園を目指すという物語ですが、これまでの野球小説と違うのは、”母親の立場から”子どもを見る観点で描かれていることです。
高校野球に限らず、子どもたちを支える親目線の物語として多くの学びを得られました。

物語を読んでいて最も気になったのは、子どもだけでなく、それを支える親たちの間にも人間関係のいざこざや嫉妬、冷遇があるという構造でした。
例えば、試合に出ている1年生の母親が冷たくあしらわれたり、一般入部の家庭の親がなんとなく区別されたりする場面が描かれています。

子どもたち自身は仲良くやっているのに、大人たちが余計な壁を作ってしまう。
これは子どもたちの応援や支援という本質からはズレているのではないでしょうか。

子どもが「団体競技をやりたい」と言って、こんな環境に身を置いた時、私は耐えられるのか…😱

この作品を読んで思い出したのが、元プロ野球選手で現在は解説者・YouTuberとしても活躍している里崎智也氏の子育て論です。
小学生の双子のお子さんがいる里崎氏ですが、意外にも野球をはじめとする団体競技は今のところさせていないそうです。

その理由として、
「体ができあがってから野球を始める方が上達が早い」
「様々なスポーツを経験することが強みになる」
を挙げていましたが、最も強調していたのが
「団体競技をすると家族で旅行に行けなくなる」
ということでした。

私自身、小学1年生から野球をやっていましたが、家族旅行でチームを休むときは何となく気が重かった記憶があります。
試合や練習がある中で、個人的な家庭の都合で休むことへの心理的ハードルは確実に存在します。
特に日本ではこの傾向が強いのではないでしょうか。

私も「団体競技をすると家族で旅行に行けなくなる」の考えには、大共感です‼️

▼2.『殺し屋の営業術』

江戸川乱歩賞をぶっちぎりの1位で獲得した『殺し屋の営業術』は、その設定の面白さに驚かされました。

殺し屋の営業術 | 野宮 有 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで野宮 有の殺し屋の営業術。アマゾンならポイント還元本が多数。野宮 有作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また殺し屋の営業術もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

凄腕営業マンがアポイント先で殺し屋と遭遇し、殺されそうになるものの、これまで築いてきた営業テクニックでそれを回避。
さらに「私を雇ってくれないか」と言って殺し屋の営業マンになるという奇想天外な設定です。

この作品の素晴らしいところは、営業のノウハウがストーリーとともに自然に学べることです。作中では
・後攻有利の法則
・快楽原則
・プロスペクト理論
・ネガティブクロージング
・ドア・イン・ザ・フェイス
・返報性の原理
など様々な営業手法が登場します。

これらがストーリー調に出てくるため、
「こういう時にこれを使うのか」
「こういうテクニックがあるのか」
と実演とともに学べます。

その辺の営業ノウハウ本を読むよりも、この作品を読む方が為になるのではないでしょうか。

物を売るのも殺し屋の営業をするのも、結局は通じているんだなと。
凄腕営業マンはどんな商品でも売れるということを改めて実感しました。

▼3.『8番出口』

現在映画も上映されている『8番出口』は、地下鉄の改札を出たところで理由もわからぬまま地下通路の無限ループに囚われてしまった男性の物語です。

Amazon.co.jp: 8番出口 : 川村元気: 本
Amazon.co.jp: 8番出口 : 川村元気: 本

基本ルール
・異変を見つけたら引き返す
・異変が見つからなかったら通路の先へ進む
・8番出口から外に出ること

この作品はただのフィクションではありません。

私たちも無限ループに陥っているのではないでしょうか?
毎日同じ繰り返しをしていませんか?

「この無限ループから抜け出したい」
と思っても、何か変化を起こしていますか?

行動を変えないと変わりません。
このゲームでいうところの異変(心情の変化、行動のきっかけ)に気づいて、それに気づいたら引き返したり、これまでと行動を変えたり

つまり、これまでと違う行動をとらないと、何も変わらず、その無限ループからは出られないということです。

望むべき人生は、進むべきか戻るべきか、悩み苦しんだ末の選択の積み重ねの先にしかありません。

この異変というのは、本当に些細なことかもしれません。
そこに気づけ、行動を起こせるか?

私はこの作品をそう受け取りました。
近いうち、映画も観に行きます🎥

▼設定の面白さ

今読んでいる漫画
・魔男のイチ
・忘却バッテリー
・サンキューピッチ
・アマチュアビジュランテ
・野球・文明・エイリアン
などもそうだし、今回紹介した『殺し屋の営業術』にしてもそうですが…

設定が物語に深みを与えています。
この設定がかなり重要だなと!

良い設定は、ただ面白いだけでなく、新しい視点を提供してくれます。

最近、色んな小説を読んでいます。
本屋さんに行って、気になる本を手に取ってみたり…

ビジネス本もいいけど、
小説や漫画から学べることもたくさんありますね‼️

今日もありがとうございました🙇‍♂
また明日!
お父ちゃんでした👋 

コメント

タイトルとURLをコピーしました