おはようございます☀
お父ちゃんです!
先日、息子と一緒に大阪市立自然史博物館で開催中の特別展示「昆虫MANIAC(昆虫展)」に足を運んだ。

入場料は大人1800円。
一見、そこまで高額ではないように思える金額だが、実際の展示内容を体験してみると、かなり残念度が高かった。
▼マニア向けすぎる展示内容
今回の展示は、そのタイトル通り、国立科学博物館の研究者が独自の視点で選んだ「マニアックな昆虫標本」や、最新の昆虫研究成果が中心となっている。
完全にマニア向けの内容だ。
だが、ここで考えてみてほしい。
そんなマニア向けの昆虫展で、果たして多くの人が満足するだろうか?
(特に子ども!)
一般の人々、特に親子連れが昆虫展に期待するのは、
やっぱりカブトムシ!クワガタ!カマキリ!
といった王道の昆虫ではないだろうか。
▼巨大模型の残念な選択
会場には巨大模型(全長約2m)の展示もあった。
昆虫展の目玉と言っても過言ではない。
これは子どもたちが喜びそうな企画だと期待したのだが、蓋を開けてみると展示されていたのは、
ウスバキチョウ、ギンヤンマのヤゴ、オオナガトゲグモ、コガネムシ…。
どれもマニアックな虫たちばかりだった。
👦「うぉ〜!!!」
とはならなかった。
マニアックな虫を展示すること自体は悪くない。
むしろ、知らない世界を知れるから、そこに価値がある場合もある。
だが、せめて一匹でもカブトムシやクワガタなどの王道の模型があれば、子どもたちの食いつきは全く違っていたはずだ。
最初に感情を高ぶらせて、興味を持ってもらって、徐々にディープにしていくのはどうだろうか🤔
▼時代錯誤の撮影禁止
そして驚いたのが、会場内が全面撮影禁止だったことだ📸
今の時代、これはどうなんだろうか?
先日観に行った「ファミリーミュージカル えんとつ町のプペル」では、そんな制限は一切なかった。
SNSでの共有が当たり前となった現代において、撮影禁止は来場者の満足度を大きく下げる要因になっているのではないだろうか。
むしろ、中身がわかったほうが足を運ぶのが、現代人だ👣
▼10分で去った息子
結果として、息子の会場滞在時間は約10分。
いや、10分もなかったかもしれない。
👨「おい!1800円も払って、ここまで来てるんだから…」
とは思ったものの、この展示については、私もつまらなかった。
この結果を見て、
・いかにも行政がやっているという感じ
・行政から下請けされたという
印象を強く受けた。
来場者のニーズよりも、研究者の関心や学術的価値を優先した展示構成になっていたのだ。
民間がやっていたら、もっと必死でやるし、宣伝とかももっとする✊️
▼ライブで新曲はノレない理論
本気の虫好きの人もいるだろうが、その数は決して多くない。
昆虫展に足を運ぶ多くの人(特に親子連れ)は、「ちょっと虫が好き」というレベルではないだろうか?
これは、ライブやフェスで知らない曲を聴いても盛り上がれないのと全く同じ構造だと思う。
観客が期待しているのは、知っている曲、好きな曲だ。
サンボマスター→「できっこないをやらなくちゃ」「世界はそれを愛と呼んだぜ」
Mrs. GREEN APPLE→「ライラック」「ケセラセラ」
B’z→「ultra soul」
を期待する🎶
私も子どもが生まれる前はよくライブやフェスに行っていたが、
好きなアーティストでも新曲は
👨「イヤ…生歌は良いけど、聞きづらいからここで披露されても…」
と思ったものだ。
それと同様に、昆虫展でも来場者が期待しているのは、馴染みのある人気の昆虫なのだ。
▼顧客の期待に応える重要性
今回の体験を通して改めて感じたのは、お客さんが期待していることをしっかりと把握し、それに応える重要性だ。
学術的価値や研究者の興味も大切だが、一般向けの展示である以上、来場者の満足度を最優先に考えるべきではないだろうか。
特に1800円という決して安くない入場料を設定している以上、それに見合った体験を提供する責任があると思う。
マニアックな展示と王道の展示、両方のバランスを取ることで、より多くの人に満足してもらえる展示が実現できるはずだ。
私達も、プロダクトアウトではなく、マーケット・インをしていかないといけないと強く思ったお出かけだった。
にしても、息子はお調子者だ🫣

※ここは撮影OKのところです📸
今日もありがとうございました🙇♂
また明日!
お父ちゃんでした👋
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